毛髪が成長する過程

そもそも毛髪はどのようにしてできるのでしょうか。それは、毛母細胞が養分を得て分裂を繰り返すことにより毛髪が作られ、頭皮内で成長します。そして毛母細胞の周りにあるメラノサイトという色素形成細胞がメラニン色素を作り、その色素を毛髪が取り込むことによって毛髪に色が付くのです。つまり、できたての毛髪には色がついていないというわけです。それで、白髪が生えるというのは、色素形成細胞であるメラノサイトの機能が低下し、メラニン色素がつくられなくなることにより、色の付いていない髪がそのまま伸びることにより生じている現象なのです。ではなぜメラノサイトの機能が低下して、色素が消失してしまうのでしょうか。


なぜ白髪が生えるのか

毛髪に色を付ける色素形成細胞であるメラノサイトの機能が低下して、色素が作られなくなり、白髪になってしまうのはなぜでしょうか。はっきりとした原因はいまだ解明されていないというのが事実です。しかし原因として考えられているものがいくつかあります。主なものとして、老化、病気、ストレス、遺伝などが白髪になる原因として挙げられています。


遺伝・加齢

親からの遺伝で白髪になるということはよくいわれています。特にまだ若い20代前後から白髪が生え始めたという場合、遺伝的要素が強いといわれています。また、加齢によって体のいろんな機能が
低下しますが、メラノサイトの機能が低下するのも老化によるものではないかと考えられています。


生活環境

ダイエットをしていたり、食生活が悪かったり、不規則な生活を送っているといろんなところに支障が出てきます。栄養不足や睡眠不足によって肌荒れを起こしたり、身体機能が低下することはよく知られていることです。ということは、生活環境がメラノサイトの機能を低下させる可能性があるということです。また胃腸疾患や貧血、甲状腺疾患など、何らかの病気によって白髪になるともいわれています。ストレスによって白髪になったという話もよく聞くのではないでしょうか。これはストレスによって血管が萎縮して、メラノサイトも弱り、メラニン色素が作れなくなることが考えられています。はっきりとした原因が分かっていないにしても、健康を保つように努力することにこしたことはないでしょう。